新築してから12年　家族と共に成長した家（高石市 M様邸）

M様がこの家を建てたのは2009年のこと。それから12年経った今も木の温もりは変わらず、より深みが増して、家自体にしっかりとした安心感が生まれています。キズや汚れはついたけれど、それ以上に家族の思い出が深く刻まれた家は、古びることなく、現在進行形でその魅力を増幅中です。（撮影は2021年）

タイル貼りのオーダーキッチンと一体でつくったオリジナルのダイニングカウンター。ダイニングの床を15㎝上げることで、キッチンと高さを合わせました。家族で食卓を囲むことはもちろんのこと、休みの日にはお菓子をつくる作業台になったり、平日には宿題をしたり、食後はゆっくりと珈琲を飲んだり。良い時も悪い時も一緒に寄り添ってきた家族お気に入りの場所です。

キッチンと同じグリーンのタイルをあしらったオリジナルの洗面台。トップの窓からはやわらかな自然光がはいってきます。壁付け収納はオープン棚と扉付収納を組み合わせて、見せたいものと見せたくないものをうまく収納できるようにしました。キッチンからと玄関ホールからの２WAYアクセスができ、便利な動線です。

階段を上がった２階のファミリーホールには、本棚と小さな手洗いカウンターを造り付けました。本を家族で共有することで、世代や性別を超えた情報をお互いにとりいれることができます。２階に手洗い器をつけたことで、朝起き抜けに顔を洗ってから１階に降りたり、ちょっとした掃除にも重宝します。