家づくりにかける予算ってどうやって決める？

これ、家づくりをする上で一番悩むところではありませんか？

「いったいいくらまで住宅ローンを組んでいいんだろう？」

「自己資金はいくら出す？貯金はどのくらい残す？」

それを考える為に、注文住宅や土地の相場を調べたり、

知人に相談してみたり、建築会社や不動産会社に話を聞いてみたり。

ただ、誰にいくら話を聞いても不安は消えませんよね。

更には、予算を抑えたいのに希望条件などをふまえると、

「思っていたよりも高いやん。。。」

と愕然としている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

予算への不安がなくならない理由

そもそもなぜお金に対する不安は尽きないのでしょうか？

それは、将来どのくらいのお金が必要かわからないからです。

「定年まで元気に働けるかな」

「子供の希望通りの教育環境を与えてあげたい」

「家を購入しても、旅行や外食など家族で楽しむ余裕がほしい」

「老後、年金が減っても困らないよう貯金しておきたい」

特に今は、物価の上昇でお金に対する不安は増していますよね。

これらを考えれば考えるほど、将来へできるだけの資金を残しておきたいもの。

ですが、そればっかりでは家づくりに本来かけるべき費用まで削ってしまい、

希望を叶えられない家を購入してしまうなんていうことも。

将来への備えは大切なことだと思いますが、同じように“今”も大切です。

みなさんには、毎日を快適に心地よく過ごすために

希望の暮らしが叶う家づくりを実現してほしいです。

では、どうしたらいいのでしょう。

ライフプランを作成しよう

私がおススメするのは、将来にかかる費用を試算してみることです。

将来のことがわからなくて不安なのだから、将来のことを予想してみようということです。

これを「ライフプラン」と言います。

ライフプランは、年間の生活費に加えて、子供の教育費、旅行費、車や家電の買替え費など、今後生きていくうえで必要なお金（支出）と入ってくるお金（収入）を１年ごとに試算することで作成できます。

要は、この収支の結果、貯蓄残額が0円を下回らなければ、家計破綻は免れるというわけです。

このライフプランを元に、予定している住宅ローンの返済金額や自己資金額を何パターンかあてはめて試算すると、それが本当に借り入れしてもいい金額かどうかの判断基準にすることができます。

どうでしょう？これまでの漠然とした不安が少し和らぎそうではありませんか？

ライフプランは、エクセルで作成できますし、簡単シミュレーションが行えるWEBサイトなどもあるので、参考にしてみてください。

家計簿をつけていなくて、年間どのくらいお金を使っているかわからないという方は、去年の通帳を見てみましょう。

１年前の預貯金残高と今の預貯金残高を比較して、その差額が年間に使っているお金です。

残高が増えていれば、貯金ができている証拠ですし、残念ながら残高が減っている場合は赤字家計なので、要注意です。

家づくりは、家計を見直すきっかけにもなるので、この機会にご家族で話し合ってみてくださいね。

このブログで、少しでも予算に対する不安が減れば嬉しいです。