2階建てと平屋どっちが良い？｜メリット・デメリット

2024年2月23日

最近、ドレスシューズを買おうと思いまして、何が良いのかを選んでましたが色々見ていくうちに迷子になりそうだったので今までの経験を踏まえて馴染みがあるものを買おうと思ったわけですが、以前にリーガルで買ったことや、リーガルの弟分のケンフォードなどを履いていたことから同じブランドで買うことになりました。

馴染みがある分、安定して買えたのでそれはそれで良いな！と思いました。

なんでも新しいものを買うときは良い気分になりますね。その時に限って今まで履いていた靴のメンテしたり…磨いて光沢感出したり、修理したいな！とか思ったり、モノを買うときはいろいろアドレナリンが出て普段やらないことをやってしまいがちです…笑

お家も同じですよね。家を購入するとはそれに付随して家具・家電を新しく購入したりして新しい暮らしに備えることで頭がいっぱいになると思います。

話が少しそれました…笑
本題に入りたいと思います。

家を購入、建築する際に最近では「2階建て」にするのか「平屋」にするのかを考える方が多くなってきた気がします。
よくSNSでも平屋の物件をご紹介するコンテンツが増えてきて、ある種トレンドになりつつありますね。
実際に、私も平屋をご提案することが多かったり、ご建築いただいたりしてますが中には「平屋の何が良い？」というご質問もいただいたりします。

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玄関から２つの動線でぐるりと回遊できる平屋（奈良市K様邸）｜奈良の工務店ならハウ・ツゥ・ライブ画像をタップすると大きく表示されます↓ 外観外観外観お庭（ウッドデッキをDIYで設置予定）玄関＆リビングへの扉玄関からシューズクロークへシューズクローク兼家族…

今回は「2階建て」と「平屋」のどちらが良いか？辻内が独断と偏見でお答えします。

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一番は予算感と暮らし方

結論から言いますと、平屋で建築するのと2階建てで建築するのとでは同じ面積で考えると2階建てのほうが100万～200万ほど安く家づくりが実現できます。

なので、予算感＝コスパのお考えで言うと圧倒的に2階建てのほうが安くなります。

これは、どこの住宅会社さんでも2階建てのほうが安いと思います。
理由は、屋根の面積と基礎の面積が平屋のほうが広くなるからです。28坪の平屋と総2階で比べると面積の量は倍違いますからね。そう言った部分でお話しますと遥かに2階建てのほうが低コストで建築ができます。

次に、暮らし方についてですがこれも大事です。
平屋で建築を希望される方のほとんどは2階に行き来することにストレスを感じていたり、老後階段を上り下りする際にケガをするのではないか？という心配をされます。

実際に、私の祖母は階段で大ケガをしたり妻も階段から転んでケガをしたりしてますので、階段は時には凶器になるのだなと痛感しました。

なので、この暮らし方という観点で気軽に洗濯できたり、不自由なく家に暮らしていくためには段差が少ない平屋を選択することをおススメします。

そこで、100万～200万の金額をどう捉えるか。かなと思います。
因みにですが、この100万～200万を住宅ローンで換算しますと…

35年の場合・・・￥2,822-～￥5,645-
30年の場合・・・￥3,216-～￥6,432-
25年の場合・・・￥3,768-～￥7,537-
20年の場合・・・￥4,598-～￥9,197-

※上記、金利1％で算出しております。

という結果になりますので、月々の支払い計画の比較だけでみると35年お借入れされる方は平屋を建てても良いのではという結果になりますね。

敷地の大きさが大きく左右される

家づくりを計画していく際にセットでついてくるのは土地のお話です。
特に気を付けていただきたいのは、建蔽率と容積率の関係性です。

簡単にそれぞれの意味合いを説明しますと…

建蔽率は土地面積と建築計画する家の建物面積の割合のことを言います。

容積率は家の延べ床面積と敷地面積に対する割合のことを言います。

検討している土地や建て替えを計画する土地にはそれぞれの地域ごとに定められてる建蔽率と容積率以内に対する建築を計画していかないといけません。

例えば、40坪の土地に対して建蔽率：60％,容積率：100％との縛りがありましたら、
家として最大で24坪までの建築面積で40坪までの延べ床面積の建築が制限されます。

40坪の土地で建蔽率が60％であれば、平屋の場合は24坪までの家しか作れないということになります。

となると平屋の広さやボリューム感を30坪相当でお考えであれば少なくとも50坪以上の土地が必要になってきます。土地は大きくなればなるほど金額が膨れ上がりますのでそれなりのコストを支払って土地を購入して平屋を計画していかないといけなくなったりします。

もし平屋を検討している方がいますと、土地からお探しなのか？お建て替えなのかで計画と予算感をあらかじめ把握し、すり合わせが必要になってきます。

それでも平屋が選ばれる理由

ここに関しましては、予算感と暮らし方の暮らし方の部分と重複するところもありますが、圧倒的に間取りの部分で動線の効率などや部屋や収納の使い勝手が圧倒気に楽という観点が選ばれる最大の理由です。

また、個人的には同じ大きさで平屋と2階建てを考えるのではなく、平屋の場合は無駄なものが少ないので家の大きさ（㎡/坪）が抑えられる暮らしが実現できます。

2階建てで無駄な空間というと「階段」や「2階廊下」です。間取りの組み方はご要望に合わせてご提案していきますが2階の廊下で1坪。階段で0.75坪～1坪ほど広がりますので、すでにこの時点で1.75坪～2坪広くなります。

また、2階建ての場合ですと2階にトイレを設けるといったことも考えられます。2階にトイレを設けると、1階にはパイプスペースといった無駄空間を作らいないといけないですし、それが嫌なら外だしの給配管になり外観が不細工になったります。
因みに2階にトイレを設けた場合、トイレ代金（10万）+給配管工事費用（15万～）必要になってきますので、2階建てにしてトイレを設けた場合ですでに100万ちかいオプション工事費用が出てきます。これだけで言うと、平屋にしても良いのではないか。というお話が出てきますね。

こういった観点と老後の暮らし方を想像したりすると総合的に平屋を選択されることがベストな回答になってきます。